ハワイアンミュージックに欠かせない楽器と言えばウクレレ
今やハワイの代表的な楽器ですが、その歴史を紐解くと、1879年8月23日ホノルル港に到着したポルトガルからの移民が持ち込んだ弦楽器 (Machete, Braguinha,etc) がウクレレの原型とされています。
2012年に出版された「The 'Ukulele A History」にはそのいきさつなどが書かれています。
ギターは6弦ですが、その後5弦のTaro Patch Guitar 、そして4弦の'Ukulele と形を変え、家具職人によってコアの木で制作されるようになります。
当時、元のポルトガルの弦楽器の名前やハワイ語でPila Liilii(小さい弦楽器)と呼ばれていたそうですが、ウクレレという名前に定着した由来をご存知でしょうか?
もっともよく知られているのは、ウクレレを演奏する奏者の早い手の動きが、まるでノミが跳ねているようだからという説のように思いますが
Edward William Purvisというカラカウア王の側近は小柄でよく働き動き回ることから'Ukuleleというニックネームで親しまれ、彼が王にウクレレを紹介し、弾き方を教えたことから楽器にその愛称がつけられたという説もあります。
また、音楽の才能に長けていたリリウオカラニ女王は「到来した弦楽器」という意味でそう呼んだとも言われているそうです。
カラカウア王のウクレレ奏者やウクレレメーカーへの積極的な支援など、音楽を愛したハワイの王族の影響もあり、ウクレレはハワイに広まっていったんですね。
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